ひとつのキーワードに依存しない

多くのアクセスを集める「キラーキーワー ド」とも呼べる キーワードが あれば心強いものです。しかし、 SEOの効果を高いレベルで維持する には 、ひとつのキラーキーワードに頼るだけでは危険です。特定のキー ワー ドへの依存度が高いと、ある日、検索工ンジンが評価のルールを変 えたり、キーワード、の流行が変わったりしたと き、ア クセス 数が激減す る可能性があります。実際、 SEOで成功しているサイ トは、キラーキー ワードだけに 依存したSEOは行 っていません。 キラーキーワードが集める アクセスの総数よりも、キラーキ ワ ド 以外が集めるアクセス数が多い状態が、 SEOには 理想です。Goog l e Analyt i cs では、 トップ 10 のキーワードに色が付き、その他すべてが グレ ーで表示されます。このグレーの部分が常に50%を超えるよう に して、キラーキーワードに依存 しないバランスを維持しましょう。

グローバルメニューとSEO

ブログであれば、個別記事ページやカテゴリ ページへのリンク構造が自動的
に生成され、ホームページであれば自由にメニュ ー構造を作れますが、メ ニューにどのページをリンクさせるかをしっかり考えて配置している Webマスターが意外と少ないものです。
「トップペ ージ」と「会社概要」と「お問い合わせ」 があって、あとは「社
長の挨拶」と「商品紹介」で終わりのような作りで、 検索で集客したいリンク構造になっていないことが多いのです。特に Webサイトが10 ページなどの 小規模でな く、 1000 ページや1 万ページ規模になると 、ヘッダすぐ下の「グローバルメニュー」と 「サイドバー」にどのページのリンクをどんなアンカ ーテキス卜で配置するかが、集客に大きく影響 します。その理由は、検索エンジンがサイト規模が大きいサイトの内部リン クの評価を上げる傾向にあり、 数万ページ規模のサイトであれば、全ページから希望するキーワードのアンカーテキス卜でリンクメニューを配置すれば上位表示しやすいからです。グローバルメ ニューの数は5個から最大で7個まで、サイドメニューのリン ク数は10 個から20 個までで押さえるようにしましょう。今回はグローバルメニューを例に取りましたが、フッターからのリンクも同様です。内部リンクの考え方は、リンクを集中させればさせるほど、そのリンク先のページがアンカーテキストのキーワードで上位表示しやすくなります。たとえば、 トップページへのアンカーテキス卜が「SEO」であれば、「SEO」 のビッグキーワードで上位表示されやすくなります。10 ページあれば10 のリンクが、 100 ページあれば100 のリンクがトップペー
ジに「SEO」 というアンカーテキストで張られるので、ページ数が多ければ多いほどトップページは 「SEO」というアンカーテキストで上位表示しやすいことがわかるでしょう。グローバルメニューは、訪問者にアクセスを誘導する目的もあるのですが、アンカー テキス卜による SEOの目的も充分に果たすわけです。